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「歴史観」

2011.08.11 15:17|授業
毎日暑い日が続いていますが、暑い中塾生は毎日頑張っています~。

塾の最初にその時々に関連した話を塾生にしておりますが、
最近の中1・2の授業の際に、和明先生が「戦争の歴史」について
ぜひ興味関心を持って欲しいとの話をしておりました。

私が子供の頃、8/6・8/9の広島・長崎の原爆投下の日や
8/15の終戦の日の前後はTVでは戦争についての番組が
とにかく多かったように記憶しています。
もっとも、当時民放は3つであとはNHKの時代でしたし、
子供にチャンネル権はなく、仕方なしに家族で見ていました。

でも、今思えば、とても大事なことだったんだなぁと思います。

テストで点数を取る為に年代や出来事を覚えることももちろん重要です。
がっ、それと同時に日本人である限り日本の歴史を知り、
「歴史観」を持つことはとても大切なことなのです。

今まで、何度となく親しくなった
外国人(イングランド人・スウェーデン人・カナダ人・アメリカ人)に
「第二次世界大戦についてどう思うか?」「原爆投下についてどう思うか?」
と聞かれました。
彼らは、みな正解を求めるのではなくて、
「あなたは日本人としてどう思うのか?」を問うてきます。

そして、私は私なりの解釈や意見を伝えると
皆とても喜んでくれます。
英会話の何人もの先生が言っていましたが、
「英語は話せても、意見を持っていないので、結局会話が続かなくなる。」
「戦争のことを聞いても、よく分からない~という人ばかりだ。」と
「何で意見がないのかが理解できない。」とまで言っていました。

戦後吉田首相のもとで歴史的舞台の裏で活躍し、
数年前からスポットのあたっている、
白州次郎氏の著書に「プリンシパルのない日本」
という本があります。
本当に簡単に言えば「主義」がないと怒っている本です。


今の時代は、どうでもよい小さなことには皆自己主張していますが、
肝心なことになると意見や主義を持たない人が多いように感じます。

英語が話せるように小さい時から英会話を習うのもよいですが、
結局は日本人としてのしっかりした「歴史観」や「文化を知る」こと
なしに会話は成り立たなくなるのです。


戦争について政府の見解はありますが、それぞれが60数年前の戦争に
想いを馳せ、それを継承することは、われわれの務めではないでしょうか。

家族でできる勉強もたくさんあります!!
この時期なので、ぜひ家族で今一度考えてみてはどうでしょう。



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